多くの人はタロットをとても古い神秘の遺物と想像しますが、その出発は意外にも素朴でした。十五世紀ごろイタリアの貴族たちの間で楽しまれたカード遊びがタロットの根です。当時の札は占いのためではなく、今日のトランプのように遊びのために作られました。豪華に描かれた絵札は「トリオンフィ」、すなわち切り札と呼ばれ、勝負の流れを分ける役を担いました。タロットが占術と深く結びつき始めたのは、それよりずっと後の十八世紀、札の象徴に宇宙と人間の秘密が宿ると見た学者や神秘家たちの解釈が加わってからです。
今日私たちが目にするタロット一組は、たいてい七十八枚から成ります。そのうち二十二枚の大アルカナは、愚者に始まり世界に終わる、一人の人間が人生を通り抜けながら経験する成長の大きな物語を象徴します。残る五十六枚の小アルカナは、棒・杯・剣・硬貨という四つのスートに分かれ、情熱・感情・思考・現実という日常の理をより細やかに映します。一枚一枚の絵はそれ自体が凝縮された物語であり、この象徴の言語こそタロットの核心です。
ではタロットはどうして心を映すのでしょう。秘密は札そのものの魔法ではなく、象徴が私たちの内なる何かを引き出すやり方にあります。問いを抱いて札を広げると、無作為に置かれた絵を前に、心は自然と自分の状況とその絵を結ぶ物語を紡ぎ出します。心理学者ユングの言う「共時性」のように、偶然に開かれた象徴が、まだはっきり見えていなかった心の真実を映してくれることがあるのです。ですからタロットは未来を釘づけにして予言する機械ではなく、今あなたの心がどこへ向かい、何を恐れ、何を望んでいるかを鮮やかに映す鏡に近いのです。
FortuneLeafでタロットを見るときも、この点を覚えておくとよいでしょう。一枚の札が投げかける象徴を正解のように受け取るより、その絵が今の自分の問いとどうつながるかを、静かに味わってみてください。同じ札でも、愛を問うときと仕事を問うとき、そしてそれを見つめる人の心の状態によって、まったく異なる響きを与えます。タロットの歴史が遊びから始まり心の鏡へと育ったように、一度の鑑定もまた、札を口実にして自分自身と率直に向き合う静かな対話の時間になるのです。
今日私たちがよく目にするタロット一組は、全部で七十八枚から成ります。人生の大きな流れと精神的な主題を担う大アルカナ二十二枚、そしてカップ・ワンド・ソード・ペンタクルの四つのスートで日常の細やかな場面を描く小アルカナ五十六枚です。興味深いことに、この小アルカナの四つのスートは、のちに私たちが使うトランプ(ハート・クラブ・スペード・ダイヤ)の遠い祖先でもあります。もう一つ覚えておきたい名は、一九〇九年にイギリスでアーサー・エドワード・ウェイトの構想と画家パメラ・コールマン・スミスの手から生まれたライダー・ウェイト版です。数札にまで象徴的な絵を描き込み、誰もが場面を見て直観的に読めるようにしたこの版は、今日、世界で最も広く使われるタロットの標準となりました。私たちが一枚の絵から物語を汲み上げられるのも、こうした長い練り上げの歴史が背後にあるからです。