夜空の星座は、誰がどのように定めたのでしょう。私たちが何気なく「私の星座」と呼ぶものは、正確には太陽が通る道、すなわち黄道(こうどう)の上に並ぶ十二の区画を指します。地球が一年かけて太陽の周りを一周すると、地球から見れば逆に、太陽が星々の間をゆっくり横切っていくように見えます。この太陽の道を十二に分け、各区画にある星の群れの名を付けたものが、牡羊座から魚座へと続く黄道十二宮です。
そう考えると、誕生日によって星座が分かれる理由も自然に分かります。生まれた日に太陽が黄道のどの区画を通っていたかによって、自分の「太陽星座」が決まるのです。占星術が太陽星座をこれほど重んじるのは、太陽がその人の自我と人生の中心エネルギー、そして自分が輝こうとする方向を象徴すると見るからです。獅子座の堂々とした感じ、乙女座の繊細さといった私たちの抱く星座の性格は、まさにこの太陽の座から生まれます。
ただし本当の占星術は太陽星座だけで終わりません。生まれた瞬間に月や水星、金星、火星といった惑星が黄道のどこにあったかを併せて読み、感情を表す月、対話を表す水星、愛を表す金星、行動を表す火星のように、人生の様々な理を立体的に描き出します。ですから同じ獅子座でも、月星座が蟹座の人と蠍座の人ではまったく異なる心の風景を持ちます。「私は何座」という一言は巨大な地図の最初の座標にすぎず、それだけで一人の人を語り尽くせはしないのです。
星座を知るとは、結局のところ、空という巨大な時計が私の生まれた瞬間にどんな形で止まっていたかを読むことです。その座標を自分を縛る運命ではなく、生まれ持った気質の理や強み、そして補うとよい部分を映す鏡と捉えるとき、星座占いははじめて、自分をより寛やかに理解させてくれる楽しい言葉になります。FortuneLeafの星座コンテンツも、その心で、空の座標を今日のあなたへ手渡す優しい助言として綴っていきます。
先に星座が「どんな気質で」を語るなら、ハウスはその気質が「人生のどの舞台で」展開されるかを指します。ホロスコープは生まれた瞬間の空を丸く描いた地図であり、この地図を十二の区画に分けたものがハウスです。第一ハウスは自分自身と第一印象を、第二は財と価値観を、第四は家庭と根を、第五は恋愛と創造の喜びを、第六は仕事と健康を、第七はパートナーとの関係を、第十は職業と社会的な達成を扱う、という具合です。どの惑星がどのハウスに位置するかによって、同じ星座の氣でも、愛で際立つことも、仕事で輝くこともあります。ですから熟練の占星家は「何座か」で止まらず、「その星が人生のどの部屋に入っているか」を併せて読みます。ハウスを知れば、漠然としていた星座の解釈が、はじめて自分の人生の具体的な場所の上に降り立ちます。