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Wellbeing

感謝を実践する方法(そして、なぜそれが本当に効くのか)

感謝は今やウェルネスの決まり文句のようになってしまいました。これは残念なことです。というのも、感謝は数少ない「本当にしっかりした研究の裏づけがある」自己成長の実践だからです。過去二十年の研究は、日常的な感謝の実践が、気分の改善、人間関係の強化、さらには睡眠の質の向上にまで結びつくことを繰り返し示してきました。大切なのは「なぜ効くのか」を理解することです。そうすれば、形だけの繰り返しではなく、本物の感謝として実践できるようになります。

なぜ感謝は感じ方を変えるのか

人間の脳には生まれつき「ネガティビティ・バイアス(否定的な情報に偏る傾向)」が備わっています。脳は、うまくいっている物事よりも、脅威や問題のほうをはるかにたやすく察知するように進化してきました。このバイアスは私たちの祖先を生き延びさせましたが、同時に、私たちが自然と「悪いこと」を過大に見積もり、「良いこと」を見落としてしまうことも意味します。感謝とは、本質的にこのバイアスを意図的に修正する行為です。良いものへ能動的に注意を向けることで、放っておけば脳がふるい落としてしまうポジティブな要素を、あらためて認識できるよう脳を訓練しているのです。感謝は問題を否定するわけではありません。ただ、問題が他のすべてを覆い隠してしまうのを防ぐだけなのです。

感謝は気分ではなく、スキルである

よくある誤解のひとつは、感謝を「あるかないかのどちらかの感情」だと考えることです。実際には、感謝は繰り返しによって身につけていくスキルに近いものです。実践しようと腰を下ろしたときに、いつも感謝の気持ちが湧いてくるとは限りません。それで構わないのです。どんな気分から始めたとしても、「ありがたいと思える物事を探す」という行為そのものが効果を生み出します。数週間続けるうちに、探すという習慣が少しずつ普段の注意の向け方を変えていき、やがて良いことに自然と気づけるようになっていきます。

いちばんシンプルで効果のある実践

最も多く研究されている方法は、同時に最もシンプルでもあります。それは、一日の終わりに、うまくいった具体的なことを三つ書き出し、できればその理由も添えることです。効果を左右するのは「具体性」です。「家族」といった抽象的な言葉は、すぐに中身のない儀式になってしまいます。しかし「弟がただ様子を尋ねようと電話をくれて、それで午後が明るくなった」というように具体的であれば、その感情に本当に再びつながることができます。惰性で書いた長く漠然としたリストよりも、心からの具体的な項目を三つ、週に数回書くほうがずっと効果的です。

効果を保つには、新鮮さを保つこと

どんな感謝の実践も、機械的になってしまえば単なる作業に成り下がり、作業には何の効果もありません。それを生き生きと保つ鍵は「変化をつけること」です。探す対象を変えてみたり、書く頻度を減らしてその分より正直に書いたり、ときには感謝を自分の内側ではなく外側へ向けてみたりするのです。そして、それこそが最も強力な形へとつながっていきます。

他者に届く感謝

研究によれば、最も影響力の大きい感謝の実践は、それを誰か他の人に伝えることです。お礼の手紙でも、メッセージでも、あるいはその人の優しさが自分にとってどれほど意味があったかを直接伝えることでも構いません。これは二つのレベルで効果を発揮します。ひとつは、人間関係を強めること。人間関係そのものが、幸福感を左右する最大の要因のひとつです。もうひとつは、感謝を漠然としたままにせず、はっきりと言葉にせざるを得なくなることです。実在する相手に届けられた具体的なお礼は、伝えた人と受け取った人の双方の心を、ときには何日にもわたって明るくしてくれます。

現実的な期待を持つこと

感謝は万能薬ではありませんし、現実の問題に向き合うことの代わりにもなりません。本当につらい状況にある人に「とにかく感謝しなさい」と言うのは、優しくもなければ役にも立ちません。感謝の実践が確かにもたらしてくれるのは、日々の幸福感をささやかに、しかし着実に押し上げてくれることと、否定的なほうへ傾きがちな心にそっと重しを添えてくれることです。魔法のような特効薬としてではなく、小さく正直な習慣として扱えば、感謝は手に入るなかで最も費用のかからない改善のひとつになります。ほんの数分の注意が、自分の人生について何に気づくかを本当に変えてくれるのです。

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本ガイドは一般的な情報提供を目的としており、医療・金融などの専門的助言ではありません。個人的な判断は専門家にご相談ください。