ひとりの男が五本の剣を抱え、忍び足で立ち去ろうとしています。野営地のかたわらには、残る二本が地に突き立てられたまま。その情景は、巧妙な策略、あるいは正面からの対決を避けようとする企てを思わせます。
このカードは、戦略と狡知、そして型破りな決断のエネルギーを探るものです。霊的には、誠実さと、直接的な手段が通じぬときに目標へ至る別の道を求める必要との、その二面性に私たちを向き合わせます。ときに成功には斜めからの構えが要ることを示しつつも、透明さをめぐる倫理の難題を常に突きつけてくるのです。
日々の事柄において、このカードは衝動的にではなく、知恵を働かせるよう促しています。正面からは勝てぬ状況にあると感じるなら、創意をもって事を運ぶ道を探りなさい。ただし、その行いが長い目で見たあなたの価値観と調和しているかを確かめるのです。欺きは避けなさい。不誠実の上に築かれた今日の安易な勝利は、明日あなた自身に牙をむきかねないのですから。
目標を追うにあたっては、機知と戦略をもって臨みなさい。ただし、その狡知が周囲の信頼を損なうことのないよう、心しておくのです。
リーディングでの意味: 周りの者が信頼に値すると、決めてかかってはならない. 人がどこで何をしていたのか、しかと確かめなさい.
正位置の意味: 捕まる恐れがまったくないときでさえ、不誠実なことを拒むこと; 難しい状況を細やかな配慮をもって扱うこと; 暗黙の思い込みを指摘すること; 人前でも陰でも、倫理にかなって振る舞うこと; 一点の非の打ちどころもない生き方を貫くこと.
逆位置の意味: 盗みや偽りを働くこと; できるというだけの理由で、許される限りのことをやってのけること; 報いを逃れる抜け道を探すこと; 他者の悪に目を向けることで、己の悪意を正当化すること; 己の動機や偏見を省みないこと.
キーワード: 不誠実, うぬぼれ, 狡知, 思い込み.