夜空の月は、ひと月をかけて満ちては欠けていきます。暗い新月から丸い満月へ、そしてまた細い有明へ — この規則正しいリズムを、人は古くから心を整える素朴な「月のリチュアル」の拍子としてきました。まず一つ断っておきましょう。月があなたの運命を操るわけではありません。ただ、夜ごと姿を変えるこの大きな時計を、「しばし立ち止まって自分をふり返りなさい」という優しい合図とするのです。
月の四つの局面をたどってみましょう。暗い新月(ニュームーン)は「新しい始まりと意図」のときです。からっぽの夜空のように、この一か月何を望むのかを静かに一行書いてみるのによいですね。だんだん満ちていく上弦の月(ワクシング)は「育てと行動」— 立てた志へ向けて小さな一歩を重ねる風合いです。何かを学んだり始めたりするのに似合う気ですね。
丸い満月(フルムーン)は「絶頂と感謝、そして手放し」です。明るい月光のもとで、これまで成したことをふり返って感謝し、心に重くのしかかる一つをそっと流していくのによい夜ですね。やがて欠けていく下弦の月(ウェイニング)は「空けと休み」— 懸命に握っていたものを手放し、片づけ、次の新月のために自分を休ませるときです。そしてまた新月が訪れ、この円はやわらかく巡ります。
月のリチュアルを楽しむ方法は、とても素朴です。暦で今日の月の形をたしかめ、その局面に似合う短い書きものやゆっくりの散歩、一杯のお茶の静けさで十分です。ただ忘れないで — 月の満ち欠けは海の潮の満ち引きには影響しても、あなたの一日一日を定めてはいません。ですから「月のときではないから」を先延ばしの言い訳にはしないでください。そして心が本当につらいときは、月光ではなく、そばの人や専門家の助けを求めてください。FortuneLeafはいつものように、定まった運命ではなく、しばし自分をふり返らせる一片の省察をお渡しします — 月のリズムはあなたを縛る鎖ではなく、ひと月に四度ほど、自分をやさしくふり返らせてくれる空のやわらかな知らせにすぎないのですから。