占星術において月は空を最も速く巡る星で、およそ二日半ごとに星座を一つ渡ります。ところが月がある星座を離れる直前、他の惑星と結ぶ最後の主要なアスペクトを完成させると、次の星座に入るまで「どのアスペクトも結ばない」区間がしばし生まれます。この隙間をボイドタイム(Void-of-Course Moon)、月の「無効の時間」と呼びますね。短くて数分、長ければ一日近く続くこともあります。
昔の占星家はこの時間をやや当てにならぬものと見なしました。「ボイドの間に始めたことは何も実を結ばない」という古い格言があったほどです。ですから契約・求婚・起業・大切な買い物のように新しく種を蒔くことは、この時間を避けるよう勧めました。進路を定めた月が次の座へ渡る敷居で、しばし力を失うように見えたからです。
しかし今日の目で見直せば、ボイドタイムは呪いや不運ではなく、「空の休符」に近いのです。新しいことを起こすには滑りやすいけれど、すでにあるものを仕上げ、整え、振り返るにはむしろ良い時間ですね。畑に新しい種を蒔くより畑をならし雑草を抜く時、新しい文を書くより書いた文を整える時とでも言いましょうか。瞑想・休息・掃除・復習のように結果に縛られないことには、この緩んだ気がよく合います。
実用的に見れば、ボイドは一日のうちにも不規則によく訪れます。ですからこの時間を完璧に避けようと努める必要も、そうすることもできません。ただ人生の大切な始まり—面接、署名、告白—を控えているなら、その瞬間がボイドかを一度確かめてリズムを整える程度で十分ですね。妙に話が上滑りし、計画が立ち消える時間帯が繰り返すなら、それがボイドの結だという手がかりにしてもよいでしょう。
しかし忘れてはならないのは、ボイドタイムが何かを釘づけに禁じる規則ではないという点です。空のリズムは私たちを縛るためでなく、進む時と休む時の結をそっと告げるだけですから。FortuneLeafがボイドタイムを紹介する意もここにあります — この時間を恐れて止まれというのでなく、空がひと息つくように私も一拍休んでよいという、やさしい許しとして受け取ってくださればと願います。休符は文の終わりでなく、次の言葉をより明るくするための短い息なのですから。